尼崎城 松平 

 
尼崎城は、元和三年(一六一七)に五万石の大名として赴任してきた戸田氏鉄によって、現在の北城内・南城内を中心として築城された
平城でありながら天守と本丸御殿を持っていた
わずか尼崎藩五万石の城でありながら、このような立派な作ることを幕府が許可したのは、尼崎城を大坂城をおさえる要と考えたからであった
戸田氏の後は、青山氏4代、そして櫻井松平家7代と続き幕末を迎えた。最後の藩主は松平忠興である
明治6年(1873年)の廃城令により建物は破却された
 
城の構造
城全体が海に浮かんでいるように見える、いわゆる水城
その姿から琴浦城とも呼ばれた
城は本丸・二の丸・西東三の丸と輪郭式に広がり、中心の本丸には本丸御殿や4層の天守閣が建てられていたかなり大規模な城であった
明治六年の廃城以降、すべて遺構は取り壊されたが、発掘調査により遺構や遺物が発見されている
本丸御殿の一部が市内に移築されたが戦災に遭い焼失した
城跡は尼崎城址公園として整備され、石垣および土塀が模擬復元されている
また跡地には立派な尼崎図書館がそびえている
尼崎信用金庫が、櫻井神社の寄贈などにより収集した数々のコレクションを尼信博物館として展示している
入館料は無料、藩主の鎧や、国貞などの名刀、槍などを展示している
市があまり復興に力を入れていないため、企業がこうして地元の歴史を守ってくれようとしているのはいいことだと思う
旧ミドリ電化(現エディオン)の創業者の安保詮さんが10億円以上の寄付をされたことにより、築城400年にあたる2018年を目標に尼崎城の天守の復元が進んでいます
市でも一枚瓦や一口寄付を募集中です → 尼崎市 尼崎城復興プロジェクトのHP

明治になり尼崎藩藩主櫻井松平家を祀るため、櫻井神社が建てられた
近くにも旧尼崎警察署、阪神電鉄のレンガ倉庫、大物ユニチカ記念館など歴史的建造物が残っている


尼崎城の古絵図


やっぱり本丸は図書館に‥ 意外に高い石垣
  櫻井神社
尼信博物館
建物も立派で、尼崎の歴史を大切にしてくれようとする尼崎信用金庫の気持ちがくみ取れます
尼信博物館の展示品
入館料は無料、藩主の鎧や、国貞などの名刀、槍などを展示している
尼信金もちぃ


尼崎城瓦寄付の特典として、記名会に参加してきました
1口3000円でした
寄付の特典として、城の瓦1枚の裏面にメッセージや絵などをかけるというものです
家族連れからご年配の方まで様々でした
このように復元の過程で市民参加ができるのはいいと思います
完成予想図です
完成が待ち遠しいですね
 
 
 
標高  
比高  
場所 兵庫県尼崎市南城内116-11
最寄り駅 阪神大物駅



    
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