小泉陣屋(片桐城)




小泉城は小泉氏によって築かれた城
小泉氏は筒井氏と対立し、落城させられたこともあったが、天文年間には小泉秀元が筒井順昭の姪を娶って筒井氏の重臣となった
『城と陣屋』によると筒井定次が伊賀国に移封すると小泉秀元とその一族は共に従ったとある
その後豊臣秀長が大和国を治めるが、その家臣であった羽田長門がこの小泉の地に4万石で入った
さらに「大坂の役」後の1623年(元和9年)に賤ヶ岳七本槍片桐且元の弟・片桐貞隆が一六〇〇〇石で赴任
元小泉城の跡地に小泉陣屋を築城した



城の構造

羽田長門時代に現在もあるナギナタ池、お庭池を含む外堀を造ったものと言われ、小泉氏の館跡を拡大したと思われている
外堀は陣屋築城五〇年後に作られた
外堀とナギナタ池、お庭池とで囲まれる連郭式
現在、城址には隅櫓が復興されているが、石州流茶道宗家の居宅「高林庵」であり、内部は非公開である
また、城跡の南側にある小泉神社の表門は小泉陣屋の城門が移築されています
徳川四代将軍家綱の茶道師範であり、石州流の元祖、片桐貞昌は小泉藩第2代藩主である


高林庵
小泉城跡
小泉神社
お庭池側より片桐陣屋を見る
ナギナタ池













         




標高
比高
場所 片桐陣屋(高林庵):奈良県大和郡山市小泉町 2252
小泉城:奈良県大和郡山市小泉町2234−24
最寄り駅 JR大和小泉駅