ノイシュバンシュタイン城 Schloss Neuschwanstein


ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ南部のバイエルン州バイエルン・シュヴァーベン地方にある城である。ノイシュヴァンシュタイン城は、美しさ故、ディズニーランドの城のモデルとしてしばしば使われ、世界中でおそらく一番有名なのではないかと思われる。
しかし、実戦向きの城ではなくルートヴィヒ2世という王が、中世騎士道へのあこがれを実現するためだけに作った城である。

ルートヴィヒ2世は幼少時ホーヘンガウ城にてすごした。物語に対しあこがれを抱き、女性に興味を示さないという性格であった。
若くして王となるが、政治の大半は政府が行い自身は政治から逃避。中世騎士道への憧れを強く抱き、自身の憧れを実現するロマンティックな城を造ろうと決意する。
1869年に建設開始、1886年には、なんとか居住できる程度にはできあがった。これ以後、ルートヴィヒ2世は首都ミュンヘンに戻らず、この城に住まうようになる。
これらの建設費用はほぼ王室費から支出され、借金を積み重ねた。バイエルン政府はこれに危機感を募らせ、ルートヴィヒ2世は精神病鑑定にかけられ、統治不能としてベルク城に軟禁した。その翌日、王は主治医とシュタルンベルク湖畔を散歩中に謎の水死を遂げる。ルートヴィヒ2世がこの城に居住したのはわずか102日間であった。 ルートヴィヒ2世はこの城の他にも、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城の建設を始め、さらにはノイシュヴァンシュタインよりも高い岩山の上にさらに壮大なファルケンシュタイン城を建設する計画をたてていた。
ルートヴィヒ2世が亡くなった1886年6月13日の時点でノイシュヴァンシュタイン城の工事は未完成部分を多く残したまま中止され、その直後から城と内部は一般公開された。
谷を挟んで向かい側にホーエンシュヴァンガウ城がある。


ノイシュバンシュタイン城の谷を挟んで向かいにあるホーエンシュヴァンガウ城
ノイシュバンシュタイン城のテラスよりホーエンシュヴァンガウ城を見る


遠浅の海辺の丘の上に建てられており,満潮時には完全に孤立した島となるのも防御面で優れている
ラ・メルヴェイユの回廊
「ラ・メルヴェイユ」とは「驚嘆」の意味。13世紀前半に建築された修道院の居住空間
大天使ミカエルの像 聖オペール司教は夢の中でミカエルにお告げを受け,モンサンミッシェルを建てたという
モンサンミッシェルの最上部にある修道院






    
↓その他本日おすすめの城

  
城一覧へ 国別検索へ 本陣(TOP)へ