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真田昌幸,幸村,真田十勇士 |
上田城から独立しました
真田昌幸について
真田一族は東方の真田谷が本拠であった
真田昌幸は真田幸隆の三男, 人質として武田晴信の奥近習衆(小姓)になった
晴信は父幸隆に負けぬ昌幸の才を見抜き, ｢我が眼｣と評された
初陣は｢甲陽軍艦｣によれば第四次川中島の戦いだが出陣してないという説もある
父幸隆死後は家督は長兄信綱に決まっていたが, 長篠の戦いで戦死
勝頼の新府城(甲府城)築城の奉行をも務めている
武田滅亡後は真田氏は滝川一益(×徳川家康)に臣従, 沼田城などの旧領のほとんどを没収されていたが, 本能寺の変後に滝川一益が敗北すると, 北条, 徳川などを渡り歩きながら, 着々と沼田城など旧領を奪還し始める
武田滅亡後は北条と徳川とで領地を分割するよう和議がなされていたが, 昌幸は｢沼田城はわが祖父伝来の土地である｣と拒否
これにより徳川と真田は対立を始める
天正十三年には, 真田昌幸は上杉景勝と和睦
これに怒った家康は同8月に鳥居元忠, 大久保忠世ら七千で上田城を攻める 改築後わずか2年で上田城が早くも実戦を経験することとなった
昌幸は一子信繁(幸村)を景勝に預け, 援軍を要請, 嫡子信幸を戸石城に入れ, 自身は上田城に籠城
戸石城を囮とし, 徳川軍を二の門付近におびき寄せ, 矢玉を浴びせ, 城外に討って出て大きな被害を与えた 徳川は敗走したが, 城内にもいろいろな罠がしかけてあり, また増水した川で被害が拡大した(第一次上田城の戦い)
昌幸は秀吉から｢表裏比興｣と評された
慶長五年(一六〇〇)の関ヶ原の前夜, 昌幸は嫡男信幸, 次男幸村と有名な父子密談をした.
関ヶ原の時に多くの中大名がしたように信幸が東軍につき, 昌幸幸村は西軍につき, 父子はわずかの兵で上田城に籠城した 関ヶ原では徳川秀忠軍三万八千が中山道, 家康らが, 東海道を進んだ 昌幸は秀忠の降伏勧告いったん受け入れたように見せかけ, 秀忠を怒らせた
怒った秀忠は信幸に攻めさせ, 戸石城を攻めると, 真田は戸石城を無血開城し, 信幸に明け渡した
上田城攻撃が始まると, 昌幸は虚空蔵山に伏兵を置いておき, 秀忠本陣を奇襲, 上田城からも討って出て, 秀忠軍を混乱させた 無理だとあきらめた秀忠は見張りのみおいて関ヶ原に急行するも遅参し, 家康に大いに叱責された(第二次上田城の戦い)
関ヶ原では西軍が敗北したため, 上田城は東軍に付いた嫡子信之(信幸)のものとなり, 昌幸幸村父子は和歌山の九度山に幽閉された
関ヶ原の処分の際に昌幸幸村父子は敗戦の将として切腹を命ぜられるところであったが, 信之と本多忠勝(信之の妻は忠勝の娘 小松殿)の取りなしで, 一命をとりとめ, 配流になった
秀忠は斬首を強く主張していたが, これを聞きとても悔しがったという
慶長十六年九度山にて昌幸は死去
真田幸村について
真田信繁(通称幸村 資料上は幸村の名は見られず, 江戸時代の講談等にて創作された名と考えられている)は昌幸と正妻の子 第一次上田城の戦いでは上杉景勝の元に, 豊臣秀吉の天下の頃は大阪城に人質としていた 大谷義継の娘を正妻に迎える
関ヶ原までの信繁の記録はあまりない
関ヶ原では父昌幸とともに上田城に籠城 秀忠軍を足止めした
関ヶ原では西軍についた責で昌幸幸村父子共々和歌山の九度山に幽閉
その後, 豊臣再興に向けて, 雷雨の中幸村は九度山を脱出
大阪冬の陣では信繁は積極策を進言するも, 秀頼淀殿の意向により籠城策となる
籠城と決まると大阪城の防御城の弱点(玉造付近)に真田丸を築き強化
戦いが始まると徳川の先鋒をうちのめし, 武名をとどろかせた
大坂夏の陣では道明寺の戦いで伊達政宗軍の鉄砲騎馬を返り討ちにした
しかし, 後藤又兵衛基次, 木村重成等次々と猛将が討ち死に, 士気鼓揚に秀頼出陣を主張するも反対され, 徳川孤立策をたてるも連携がうまくいかず失敗 最後は単独にて徳川の軍を正面より次々突破 家康の本陣を急襲した
しかし, 徳川軍が次第に盛り返し, 最後は四天王寺近くの安居神社で討ち取られた
真田十勇士について
真田十勇士は真田信繁(幸村)に仕えたとされる、10人の家臣(忍者)
作り話ではあるが, 何人かは実在のﾓﾃﾞﾙがいる
江戸中期の小説『真田三代記』にて初めて登場、大正時代に刊行された立川文庫で「真田十勇士」の名が登場した
以後「幸村を護衛する10人のヒーロー」というイメージが定着した
基本的は、入れ替わりはあるが猿飛佐助、霧隠才蔵､穴山小介、由利鎌之助、筧十蔵、海野六郎、根津甚八、望月六郎、三好清海入道、三好伊三入道の10人
- 猿飛佐助は、真田十勇士でも屈指の実力と人気を持つ 上月佐助、三雲佐助賢春がﾓﾃﾞﾙと言われているが,創作の要素が強いｷｬﾗ
- 霧隠才蔵は、霧隠鹿右衛門がﾓﾃﾞﾙ
設定上は伊賀忍の頭領・百地三太夫の弟子とされている
立川文庫の55冊目に｢真田三勇士忍術名人 霧隠才蔵｣の巻があり、ここでｷｬﾗが確立されたと考えられる
真田十勇士では猿飛佐助に次いで人気があり、時に主役を務めることもある
- 三好清海入道、三好伊三入道 この二人は兄弟であり,、立川文庫以来,三好氏の落胤の破戒僧という設定
三好清海入道のモデルは、大坂の陣において豊臣方で討死した三好政康(入道名・清海), 伊三入道は政康の弟の三好政勝(法名・為三)がそのモデルと考えられている
史実の政勝は徳川方について大坂の陣に出陣した
三好政康,政勝いずれも80代という高齢での出陣だった
- 穴山 小介 『真田三代記』によれば、「武田家臣穴山信君の縁戚」と
同名の穴山小介が実在した 穴山信光の長男で真田幸村の家臣であり,大坂夏の陣（1615年）において幸村の影武者を務め、戦死したという
- 由利鎌之介 講談本の立川文庫に、｢真田三勇士 由利鎌之助｣の巻がある
鎖鎌の名手として登場するが,同名が実在した
史実の由利鎌之介は,またの名を, 由利基幸といい, 真田氏と敵対し,真田昌幸・幸村親子を繰り返し狙っていたが、幸村に捕まり、それをきっかけに家臣となったという
以後、真田親子の配下として戦闘で功績を挙げ,大坂の陣以前に死んだとも、また大坂の陣で討ち死にしたともいわれる
- 筧 十蔵 火縄銃の名手で家康を狙撃したという設定,モデルは、筧十兵衛、又は筧金六郎、あるいはその息子
夏の陣で戦死したとされるが、九州落ちに同行したという伝承もある
- 海野六郎 モデルは、海野六郎兵衛利一もしくは海野小平太
史実では真田幸村の家臣で,大坂夏の陣で、敵軍にニセ情報を流し、かく乱したと言う
は出雲阿国の歌舞伎踊りが好きで、見に行き,一緒に踊った それをみた幸村は感激し、影武者に任命したという逸話がある
- 根津 甚八 禰津小六、浅井井頼などがモデル
実在の禰津氏はは滋野三家の一つ、真田幸村の家臣で水軍の指揮に長けた人物とか 大坂の陣で真田幸村の影武者として討ち取られる
浅井井頼は浅井長政の子を自称する人物
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望月 六郎 爆弾製造に長けていた モデルは望月宇右衛門、望月甚左衛門など
十勇士のうち,実在の海野氏・望月氏・禰津氏は皇族の末裔である滋野氏の分家であり滋野三家と呼ばれる
真田氏は滋野三家の海野氏の流れをくむとされる
真田十勇士は真田信繁(幸村)に仕えたとされる、10人の家臣(忍者)